集合的無知現象の解決策
超訳
本日は集合的無知現象の具体的な解決方法を超訳していきます。まず集合的無知現象についてサラッとおさらいすると、これは大勢の人がいる際に、何かの緊急な問題に居合わせた時に起こる現象で、それはお互いが互いを観察する結果、皆が人任せになってしまい、結果的に誰も行動に移さないというものです。例えば、東京駅の人混みで人が倒れ込んでいて、実は身体が死に直面する危険な状態になっていたとしても、誰も気にも止めず、人々は過ぎ去っていきます。その時、人々はお酒に酔ったか何かだろうと推測し立ち止まる事はありません。ですが、この原因は明確で、大勢の人がいる際は、大勢の人が過ぎ去って行く態度を見る事で、あの人は大丈夫なんだと判断してしまう事です。この解決策は、研究でも明らかですが、助けて欲しい人は『その人を名指』で指名し、『何をして欲しいのか』を明確に伝える事が必要になります。『私は赤の靴を履いている女性に助けて欲しいです。救急車を呼んで下さい』という風にです。人は何故、困っている人がいても助けれないのかというと、具体的なすべき行動が不明確な時は、人間は遠慮しがちです。そして、その人自身に責任がなければ「集合的無知現象」が発動し行動が起きにくくなります。今回は少し大きな例を出してお話をしましたが、日常生活でもこの現象は会社や家族で多発します。この場合は、仕事に困っている時や、家事だったりする訳ですが、役割分担や、明確に何で困っているか分からなければ、余計なお節介かもしれないなと考えてしまい、助けたくても助けられません。なので何か助けて欲しい、手伝って欲しい時には「誰に」「何を」して欲しのか明確に伝える事が必要です。でも中には、それぐらい私の気持ちを悟って欲しいと思う人もいるでしょうが、それは都合の良い話です。なぜなら、何のために言語が生まれたのかという発端を考えれば、分かる事でしょう。是非、助けてもらえる人になりたければ、恥ずかしいかもしれませんが、それは一時の恥ですから、正直に伝えてみてはいかがでしょうか?ちなみに、助けられる人は人に好かれます!またこの話は機会がある時に取り上げます!では失礼します。